屋根は家の部位で最も紫外線を浴び痛む部位でもあります。

家の外壁でさえもいつもみているわけでは無いので、痛み具合などに気づく方も少ないのですが、雨漏りなどがあるとかは別にして、屋根はもっと気づきにくいポイントだったりします。
しかし、屋根は家の部位の中でずっと紫外線などの影響をうけ一番傷みやすく、しかし一番大切な躯体の維持という役割を果たしている部位でもあります。
外壁塗装と屋根塗装を同時にお考えのお客様で、外壁は良く見えるので、拘られる方が多いのですが、屋根については関心が少し薄いように感じます。
私個人的には、屋根というのは一番大切な部位では無いかと思いますので、ぜひ屋根の工事にも関心を持って頂ければと思います。
目次
| ビフォー | アフター |
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屋根を放っておくと雨漏りなどにもつながり、屋根の下地も木材までも交換しなければいけないような大掛かりな工事に進行する場合がありますので、定期的なメンテナンスをおすすめします。
屋根塗装をするタイミングとは?
屋根塗装のタイミングとしては、主に経年劣化での色あせ・汚れ、雨漏りなどが良くご依頼いただくタイミングです。
上にも書いたように屋根はふだん目につかない場所なので、訪問販売の方などが「お宅の屋根大変なことになっていますよ」など不安を煽るような営業をしてきます。そんな時でも焦らず落ち着いて専門店のお話を聞いて対処方法を考えることがベストだと思います。
屋根の種類について
よくトラブルのある屋根を紹介します。
| カラーベスト | セメント系の瓦 | 金属屋根 |
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| カラーベスト・コロニアル・スレート様々な呼び方がありますが、こちらは大きく分けてアスベストが入っているカラーベストとアスベストの入っていないカラーベストに分けられ、アスベストが入っていないカラーベストはよくトラブルが起きるので屋根塗装には向いていない屋根として幅広く認知されています。
下記に屋根塗装に向かない屋根を動画にしましたので、ご自宅に当てはまっていないか図面を見ながらチェックしてください。 |
セメント系の瓦屋根になります。上記の屋根材は新品の時に表面に特殊なコーティングが施されているため通常の塗装方法では塗膜が剥がれてしまう事で幅広く認知されている屋根材になります。こちらを塗装する時は
しっかりとした下地処理と塗料の選定が必要となります。 |
上記の屋根材はコストを抑える時によく用いられる屋根で瓦棒といいます。
板金系の屋根ですが、キチンとした施工や防水の処理をしていないと雨漏りに繋がりやすと言えます。 |
塗装できない屋根
最近問題が多いのが上記でもご説明したアスベストが入っていないカラーベストですが、この屋根材の場合は、
・歩くだけで屋根材がドンドン割れてきてすぐに雨漏りを引き起こす
・屋根塗装をしても屋根材自体が剥がれてくるので屋根塗装をしても全く意味がない‥
この様なトラブルが代表的です。
では、動画でも詳しくご説明しています。見て頂ければ
「こりゃダメだな」
と理解して頂けると思いますので、屋外で聞き取りづらい部分もあるかと思いますが、見て頂けたらと思います。
屋根塗装できないパミールとは?
この屋根材はパミールという屋根材になるのですが、層間剝離といい屋根材自体が剥がれるのでメンテナンスで屋根塗装をしても全く意味がないという屋根材になります。
販売期間は1996年~2008年の間になります。
コチラの屋根材が使われていた場合は「屋根カバー工事」といい現在の屋根材を下地に新しい屋根材を貼る工事をおすすめしています。
屋根カバー工事
屋根塗装工事の工程
まずは高圧洗浄をします。
屋根塗装をするにしても屋根カバー工事をするにしてもまずは、下地を綺麗に洗います。

屋根の下塗り工事
高圧洗浄が終わりしっかりと屋根材を乾燥させてから下塗りをしっかりと塗りこみます。

縁切り
雨漏りを防止する縁切りが必要な場合は、しっかりと塗膜と屋根材の縁をしっかりと切って塗装工事を行ってまいります。
屋根塗装の中塗り・上塗り
屋根の下塗りが終われば、あとは仕上げ塗りを2回、中塗りと上塗りをして完成になります。

まとめ
いかがだったでしょうか?
屋根塗装の工程やポイント・注意点について書いていきました。
また何か不明なところなどございましたらお気軽にお問合せください。



















































