外壁や屋根の塗装工事を放置するのは、家にとって悪影響しかありません。
放っておくと、建物全体の劣化するため、将来的に余分な出費がかさむ可能性があります。
外壁塗装や屋根塗装などのリフォームは何か起きる前の事前対応がすごく大切です。
久しぶりの休日、家でリラックスしているとき、何度も営業マンが訪問してくるのはストレスですよね。
その場合によっては、一日に複数の営業が来ることもあります。
近所の人かと思って出たらリフォーム営業だった、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
せっかくの休みなのに精神的にも疲れると思います。
多くの人が
「営業マンが頻繁に来るようになったら塗り替えの時期」
と言いますが、しつこい営業に対してストレスが溜まるのはさけたいところですよね。
しかし、雨漏りや木材の腐食など、家全体に深刻な被害を考慮することになります。
特に屋根は外壁以上に紫外線を受けるため、早い段階で劣化が進行することが多いです。
その結果、予定していた修繕費をはるかに上回る出費が必要になり、
家族旅行や他の計画を諦めなければならないことにもなりかねません。
このような事態を避けるためには、適切なタイミングでのメンテナンスが必要あります。
外壁の塗り替えは、ただの美観維持だけではなく、家の耐の久性を守るための重要な要素です。
必要な時期に対応することで、将来的な大きな出費やストレスを回避できるでしょう。
これから、外壁の塗り替えの必要性や具体的な時期について、さらに詳しく説明していきますので、名古屋市や春日井市にお住まいの方は最後までお読みいただければ、きっと外壁のメンテナンスについて詳しくなります。
⑴わざわざ高いお金を払って外壁塗装をする意味

外壁や屋根の塗り替えに関して、特に大切なのは
「事前対応」です。
多くの方が、雨漏りや家の問題といった問題が発生してから塗り替えを考え始めますが、
実際に知らない屋根裏などで雨漏りが発生していて気付かない場合がほとんどです。
雨漏りに気づく段階では、家の被害はかなり進んでいます。
ですので、築8年頃から定期的にチェックすることで、早めの対応が可能になります。
具体的には、休日などに10分ほど家の外観を見て、塗り替えが必要なサイン
を自分でする確認のが効果的です。
例えば、外壁にひび割れや色あせ、チョーキング現象(壁を触ると白い粉がつく)
が見られる場合、それは塗膜の劣化を示すサインです。
参考記事:
外壁塗装の時期には必ず「塗り替えのサイン」が出ますので見逃さないように
外壁や屋根の塗り替えの目的は大きく二つあります。
1つは「美観性」の維持です。
家の外観が美しく保たれることで、家全体が清潔で新鮮な印象を与えます。
外壁を塗り替える際、家族で色を考えるのは楽しいプロセスです。
夫婦で近所を歩きながら
「この色が我が家に合いそうだな」
「あの家みたいに明るい色にしてみたい」
など、話が弾みながら新しい色を選ぶことで、家がまるで新築のように変わり、気分も一新されるはずです。
塗り替えの際には、色の選択や塗料の種類の決定が重要なポイントになります。
色合いや塗料の性能を考慮して、自分たちの家に最適な選択をすることで、仕上がりに満足できること間違いありません
もう一つの目的は「躯体の維持」です。
塗装は瞬間見た目をきれいにするだけでなく、家の構造を維持する。
塗装が劣化して防水機能が失ったり、雨水が建物内部に浸入し、
木材の腐食や構造材の劣化などがおきます。
また進むと、家の寿命が大幅に縮んでしまうことになります。
そのため、外壁や屋根の塗り替えはワンタッチリフォームではなく、
家の寿命を延ばすための重要なメンテナンスです。
美観を大切にしながら、構造をしっかり守るためにも、早めのチェックと対応が大切です。
チェックポイントや適切な塗り替え時期についてさらに詳しく説明していきます。
⑵外壁の塗り替え費用や相場観

外壁塗装の費用は、お家の構造や外壁材の種類、劣化具合によって大きく異なります。
そのため、正確な費用を「〇〇万円です」と一括りにするのは難しいです。
100軒あれば100通りの見積りが必要になります。
しかし、一般的な目安として、35坪程度の住宅で広く使用されているシリコン塗料を使用した場合、
塗装費用はおよそ70万〜80万円程度になることが多いです。の設置、高圧洗浄、外壁の塗り替え、そして付帯部分の塗装もすべて含まれています。
さらに、コーキングの打ち替え工事も含める場合、全体の費用は80万〜90万円ほどになることが一般的です。
最終的な金額は変動することを理解してください。
・外壁塗装をする時期やタイミング

結論から言うと、外壁の塗り替えやコーキングの修繕は早めに行うことに越したことはありません。
しかし、実際は何かが起きてからお電話頂く場合が多く、他にも
「コーキングが切れているから塗り替えが必要と言われたので、一度見積もりをお願いしたい」
という依頼を受け、お客様のお宅に伺うことがあります。
しかし、行ってみるとまだまだ問題がない家もあります。
その場合は、
「今すぐに外壁塗装をしなくても大丈夫ですよ」
と伝えて、安心して頂くこともあります。
ここで伝えたいのは、築10年でも塗り替えが不要な家もあれば、築6年ほどでコーキングが劣化して
初期のメンテナンスが必要な家もあるということです。
家を建てた工務店が使う材料などによっても変わってしまいます。
ですので、築年数だけで焦る必要はありません。
信頼できる業者にしっかりと家の状態を確認してもらい、最適なタイミングで工事を進めることが大切です。
実際には費用面の問題もあり、劣化が進んでから依頼される方が多い現実です。
ぜひ、「すぐに塗り替えをしましょう」と強く勧めるわけではなく、家の状態を確認した上で判断することが大切だということです。
・外壁を触ると粉が付着する

外壁の防水性や耐久性が失われ、顔料が粉状になっている状態をチョーキング現象と呼びます。
このような状態になると、外壁が湿気を吸いやすくなり、紫外線の影響でさらに劣化が起こります湿気を感じたり、乾燥したりすることで、ひび割れが発生しやすくなりますので、早めに無料診断を受けることをおすすめします。
カビの発生
カビは特に北側や日陰になりやすい場所に多く見られます。
なぜ日陰部分で多いのかというと、日光が当たらず湿気が多くなりやすいため、カビが繁殖しやすい環境が整うからです。
住宅では、湿気や雨がこもりやすく、カビがさらに繁殖しやすくなります。
また、庭木や雑草が多い場所もカビが発生しやすい環境になります。
カビや苔が外壁になりましたと、見た目だけでなく外壁の劣化も進みます。
定期的に自分で洗浄するか、専門業者に頼ってキレイにしてもらうことをおすすめします。
ひび割れの発生
チョーキングを放置すると、ひび割れが発生することがよくあります。
ひび割れには大きく分けて「構造クラック」と「ヘアークラック」があります。
構造クラックは建物の重要な部分にかなり深刻なひび割れであり、ヘアークラックは表面にできる軽いものです。
⑶外壁塗装に使う塗料の種類
※注意したいOEM塗料の動画
外壁塗装に使用される塗料には様々な種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
以下に、代表的な塗料をいくつかご紹介します。
アクリル塗料
アクリル塗料は非常に安価で、DIYでよく使われます。自宅でもよく見かけますが、現在プロの塗装業者が使用することはほとんどありません。 主な理由は、劣化が早く、ひび割れしやすいことです。高くなるため、長期的にはコストパフォーマンスが良くない点も挙げられます。
ウレタン塗料
ウレタン塗料も、最近ではあまり使用されなくなった安価な塗料です。耐用年数が6~8年と短いため、最近では選ばれることが少なくなっています。付帯部などで使用する塗装屋さんもいるかも知れませんが、現在はシリコンやラジカル塗料のほうが機能的でコストパフォーマンスが良いため、ウレタンを選ぶ理由はないと思います。
シリコン塗料
シリコン塗料は、2020年現在でも非常に人気特に当社では、2018年から2019年にかけて、最も多くのお客様に選ばれた塗料です。 シリコン塗料には以下の3種類があります。
1. 一般的なシリコン塗料
標準的なシリコン塗料で、耐使用年数は8~10年です。
2. ラジカル制御型シリコン塗料
チョーキング現象を抑制するタイプで、耐使用年数は10年~15年です。
3. 無機ハイブリッドシリコン塗料
無機樹脂が配合された高耐久タイプで、耐使用年数は15~20年です。
シリコン塗料が人気の理由は、価格と耐久性のバランスが非常に優れている点にあります。
各メーカーが競ってシリコン塗料を開発しているため、バリエーションも豊富です。選ばれることが多い塗料です。
フッ素塗料
数年前までは高価で手が届きにくいものでしたが、最近では塗料会社同士の競争が進んで価格が下がり、当社でもシリコン塗料と同程度に人気があります。樋や雨戸、小庇などの付帯部分にはフッ素塗料を使用するプランもあり、外壁よりも早く劣化しやすい部分の耐久性を高めています。
フッ素塗料の利点は、非常に高い耐久性で塗り替えの頻度が減ることです。
扱いとしては、光沢が強いため、艶のある仕上がりを良くしない方には向かないかもしれません。艶を調整することもできますが、耐久性が低下する場合もありますので、注意が必要です。
光触媒塗料
光触媒塗料は、美観を重視した塗料で、雨水利用し汚れを洗い流す塗料です。ただ、全国的にトラブルが多く、耐久年数も15年程度とやや短いため、個人的にはフッ素塗料を推奨していますが、光触媒塗料も人気です。
その他の機能性塗料(ガイナなど)

人気のある機能性塗料として、ガイナがあります。
これは、遮熱性や断熱性、遮音性を守っており、この様な機能性重視の塗料も人気です。
塗料選びのポイント
塗料を選ぶ際には、
「外壁塗装で何を実現したいか」
を明確にすることが重要です。
耐久性、汚れにくさ、機能性など、自分のニーズに合った塗料を選ぶことが成功の鍵です。
無料診断を依頼する際には、業者に自分の希望をしっかり伝えることをお勧めします。
⑷外壁塗装するのに最適な季節を解説します
インターネットなどで見ていると春か秋が一番品質がよくなるとか見ますが、
結論から言いますと、外壁塗装はどの季節でも全く問題はありませんし、品質にムラが出る事もありません。
時期に応じて塗装の方法や乾燥時間、作業時間を調整することで、一年中対応が可能となります。
しかし、人気の季節としては、やはり春と秋が挙げられます。
理由としては、気候が安定しており、施工がスムーズに進むことや、お客様も工事の進捗を確認しやすいという点からだと思います。
ただし、夏や冬の時期でも問題なく施工は可能で、仕上がりの品質に全く影響はありません。
例えば夏場は塗料が早く乾燥するため、ムラにならないように注意しながら、一面ずつ仕上げていく必要があります。
冬場の場合は、夕方ギリギリまで塗装工事をしていると夜までに乾ききる事がないため艶が飛んでしまいます。
ですので、塗装作業時間9時~15時頃までとして他の時間は塗装とは関係ない養生作業などを行う事が多いです。
私個人的には、工事期間は長くなりますが、冬場が湿度が低く塗装に一番適しているのではないかと思っています。
このように、季節に応じた対応が必要ですが、どの季節でも問題なく塗装を行うことができます。
本当に外壁塗装をしなければいけないのか?必要性やタイミングとは?塗装業者が解説のまとめ
外壁塗装の塗替えをする理由やしないとどうなるか?など詳しく書かせて頂きましたが、
いかがだったでしょうか?
外壁塗装は「美観性の維持」と「躯体の維持」この2つが基本となります。メンテナンスを怠ると後々余計に工事代金が高くつきますので、事前対応をおすすめします。














































