▶️動画付｜屋根カバー工事とは？工程や注意点・屋根材の比較検討

こんにちは！リペイント匠の久保です。

近年、屋根塗装ができない屋根材がちょうど築10年〜20年となり、メンテナンス時期が来ています。

しかし、知識不足のために塗装できないor塗装しても意味のない屋根材に屋根塗装をしてトラブルになるケースがあとを断ちません。

ここでは、屋根塗装が出来ない屋根や屋根塗装しても意味がない屋根材の紹介や工程などをご紹介していけたらと思います。

屋根カバー工事とは、塗装できない屋根を下地にして既存の屋根を解体することなく、上から新しい屋根材を貼り付けいく工事になります。イメージとしては屋根が２重になるといったイメージです。

２重にすることで、お家に日傘を刺している感覚なので、屋根の暑さ対策にも期待できます。

それでは簡単ではありますが、動画なども使い屋根カバー工事の工程についてご紹介していきたいと思います。

屋根カバー工事の工程をテキストと画像で詳しく解説

まずは施工前写真から

ルーフィングをしっかりと密着させるように高圧洗浄をします。

次に既存の板金を解体工事します。

既存の板金を解体したら板金工事をします。

ルーフフィングと呼ばれる防水シートを貼っていきます。

残りの板金工事をしていきます。

次に軒先から屋根材を貼り付けていきます。

棟板金などを設置していきます。

その他、換気棟やケラバと呼ばれる板金などをつけて完了となります。

いかかでしょうか？

イメージはついて頂いたでしょうか？

屋根塗装はみなさんイメージが沸くと思うのですが、屋根カバーは冒頭でもお話ししたように、屋根塗装ができない屋根が多くなってから、それに伴い屋根カバー工事も多くなってきたので、どんな工事か分からないという方も多いと思います。

もし分かりにくいことなどあればお気軽にお問い合わせください。

「屋根塗装ができない屋根」

をイメージした時にどんな屋根をイメージするでしょうか？

きっと年数が経ちすぎてボロボロで塗装してもきれいにならない、というようなイメージではないでしょうか？

実はそれだけではありません。

屋根塗装ができない屋根については大きく分けて２つありますので、ご説明していきたいと思います。

１、経年劣化と以前の工事で塗装できない状態まで酷い状態になっている

経年劣化で屋根塗装しても意味ない。というのも１つの理由ではありますが、前回の工事内容が酷くて屋根塗装をしても意味がないという理由も年間すると数件携わらせていただきます。

その多くは「雨漏り修理」です。

以前の雨漏り修理が原因で上の写真のように下地の木が腐っている状態というのが意外に多いです。

２、屋根材自体が屋根塗装に向かない屋根材の場合

塗装ができない理由として、屋根材に細かいひび割れや表面の劣化が発生し、

屋根材自体が劣化している場合が挙げられます。

これは特にカラーベスト屋根に見られる問題です。

カラーベストはかつてクボタが販売していた製品で、名前の通り「色のついたアスベスト」を含む屋根材を指していました。

しかし、アスベストが輸入・使用禁止になりました。

そのため、カラーベスト屋根はアスベストを含まない製品が主流になりましたが、このアスベストを含まないタイプのカラーベスト屋根において、「層間剥離」と呼ばれる現象が発生することがあります。屋根材の表面がボロボロと剥がれてしまう劣化現象で、特に旧来のアスベスト入り製品には見られなかった問題です。

屋根材自体の問題で代表的なのが「パミール」

他にも屋根塗装ができない、屋根塗装をしてもあまり意味がない屋根があります。

残りの屋根材については動画にもまとめてありますので、図面をご用意して見てみてください。

屋根カバー工事は塗装工事とは違い、屋根カバー工事の良し悪しを決めるのは製品が50％程度です。

ですので、屋根カバー工事をする場合には、製品選びをしっかりとしてください。

屋根カバー工事に使う屋根材の比較検討をする動画も作りましたので、じっくりとみてください。

屋根カバー工事で使われる材料としては

板金系の屋根材「ガルテクト」

石付き金属屋根「デクラ」

が多いのではないかと思います。

その２大人気のガルテクトとデクラの屋根材の10年後を定期点検の際に撮影して比較しているので、ぜひご覧ください。

いかがだったでしょうか？

屋根カバー工事についてできるだけ分かりやすくまとめましたが、わからないことや気になること、お見積りんご相談はお気軽にお問い合わせください。